活火山「桜島」が象徴的な鹿児島は、九州の南にある都道府県です。
今回はエキゾチックな桜島の魅力をご紹介します!
【桜島の特徴は?】
今回は鹿児島の象徴、桜島をご紹介します。
桜島のある鹿児島県は、共通点が比較的多いことから「日本のナポリ」と呼ばれることがあるそうです。
ナポリはイタリアの地名でしたよね。
桜島は煙が常に出ている活火山で、鹿児島のいたるところから眺められます。
その様子はナポリのベズビオ山に似ているかもしれません。
桜島は標高1117m、周囲50kmの迫力のある姿をしています。
桜島はもともと島でしたが、1914年の噴火による溶岩が固まって錦江湾(きんこうわん)の反対側にある薩摩半島とつながりました。
2013年8月18日の再噴火によって大量の灰が鹿児島市内に降り注ぎ、しばらく空が暗くなったそうです。
温暖な気候の鹿児島市は、海辺に沿ってヤシの木がたくさん生えています。
まるで沖縄にいるような感じかもしれません。
火山の影響から温泉も豊富に湧いていますよ。
【桜島への行き方】
桜島へのアクセスについて、ここをクリックください。
【桜島を訪ねてみた感想】
-鹿児島は「日本のナポリ」-
これを確かめるため、イタリア人である私は鹿児島を訪れました。
最初に鹿児島を訪れたのは2009年ごろのことです。
そのとき九州新幹線はまだ一部区間しか開通してなく、福岡からもアクセスには時間がかかりました。
車窓から見える九州の和やかな真夏の風景に癒されたことを覚えています。
鹿児島中央駅に到着すると、駅舎の屋上にある観覧車が私の目を引きました。
駅中の観覧車を見るのは初めてだったからです。
駅前には鹿児島の路面電車が通っています。
私はこの路面電車を利用し、「桜島さんばし」という停留場で下りて、桜島へのフェリー乗り場へ行きました。
鹿児島港から桜島までは、フェリーでたった15分ほどの距離です。
フェリーに乗っている間はずっと、雲をかぶった桜島の姿を眺めていました。
活火山にこんなに近づくのは初めてだったのでワクワクしていました。
フェリーから降りてすぐにビジターセンターがあります。
ここでは桜島の地形や生態、自然現象や歴史などについて、動画やジオラマから楽しみつつ学ぶことができます。
また、桜島のあちこちには溶岩からできた面白い形の岩がありました。
そこには珍しい種類の植物たちも生えていました。
次に、桜島で訪れたスポットをご紹介しましょう。
「湯平展望台」
この展望台は海抜380mほどに位置し、桜島の西の火口を観測することができます。
「黒神神社」
きっと大昔から、桜島の大自然は人々にとって神聖な場所だったに違いありません。
桜島の黒神神社では、2/3が灰に埋まっている鳥居がみられます。
1914年の噴火の影響によるものだそうです。
「マグマ温泉」
マグマ温泉は、桜島のカルデラの熱によって温められた温泉が楽しめます。
ここには広くて明るい窓があり、温泉に浸かりながら桜島の雄大な風景を眺めることができます。
桜島が見える展望台
一方で、鹿児島市方面から桜島を楽しむのに2つのおススメスポットがあります。
1つは城山公園です。
以前は鹿児島城が建っていた場所ですが、現在は展望公園となっています。
ここからは鹿児島し全域や錦江湾、桜島をきれいに眺めることができます。
夜景もおススメですよ!
もう1つは仙巌園(せんがんえん)と呼ばれる日本庭園です。
仙巌園までは鹿児島中央駅や城山公園からバスが出ています。
この庭園は大変美しく、カメラのフレームに日本式の庭園と建物をきれいに収めることができるでしょう。
ここまで桜島を中心に、鹿児島市の簡単な紹介をさせていただきました。
後日、鹿児島県のほかの見どころも紹介したいと思います!