北陸地方の石川県には、庭園やお城、茶屋街など、たくさんの見どころがあります。
今回は石川県の金沢市をご紹介します!
【金沢市の特徴は?】
金沢市はとても歴史のある街です。
特に江戸時代の加賀藩が治めていた頃、金沢の地は大きく発展しました。
二次世界大戦の空襲を免れ、現在も昔の姿を残している場所があります。
主な見どころをご紹介します!
・兼六園(けんろくえん)
日本三名園に数えられる兼六園は、金沢市のシンボルです。
およそ200年の月日を経て造園されたこの場所は、四季の趣が深く、季節ごとに様々な表情を見せてくれます。
兼六園の真ん中にある霞ヶ池(かすみがいけ)は兼六園を代表する景観です。
また、園内の噴水は日本に現存する最も古い噴水だそうです。
ちなみに日本三名園は兼六園のほか、水戸の偕楽園(かいらくえん)と岡山の後楽園(こうらくえん)があります。
・金沢城
現在、金沢城の修復工事が進んでいます。
金沢城は、江戸時代に加賀藩が建てたお城で、長い歴史の中で幾度か半焼を繰り返しました。
建造当初から残ってるのは、外観の美しい石川門です。
金沢城は櫓(やぐら)の多い造りで、瓦には冬の積雪に耐えられるように軽くて丈夫な鉛瓦(なまりがわら)が用いられています。
・茶屋街
金沢市には三つの茶屋街があります。
東茶屋街、西茶屋街、そして和江町です。
昔の茶屋街には、お茶を飲みに来るお客さんたちを楽しませるための芸者さんたちがいたそうです。
金沢市にある茶屋街では、江戸時代の雰囲気を今でも味わうことができますよ。
建物は木造で、道路は石畳です。
東茶屋街には金箔の乗ったお寿司も食べられます。
・長町
長町は金沢城のすぐ西側にあります。
建物は古くて道は狭いですが、ここには武家屋敷や老舗が多く集まっています。
見どころは、博物館や見事な庭園のある野村家という武家屋敷です。
武家屋敷の他、昔栄えていた薬局や商店を訪問することもできますよ。
・忍者寺
忍者寺の正式名称は妙立寺(みょうりゅうじ)です。
このお寺、実は忍者と関係ありませんが、江戸時代には軍事施設の隠れみのとして利用されていたという噂があるそうですよ。
忍者寺の外見は普通のお寺に見えますが、隠し通路や隠し戸などがあります。
忍者寺は自由観光をすることができませんが、予約制のツアーがあります。
【金沢への行き方】
金沢へのアクセスに関しては、ここをクリックください!
【金沢を訪ねてみた感想】
私は大阪から特急サンダーバードで金沢市へ行きました。
季節は夏で、京都を出てから湖西線(こせいせん)に走り出すと、琵琶湖の青と黄色くなった田んぼのコントラストがきれいでした。
特急なりの快適さで、近代的な金沢駅に着きました。
金沢駅は建築的に少し変わった駅かもしれません。
東口(正面)に出ると、天井には広々とした「もてなしドーム」があります。
駅前全体がとても明るく感じました。
もう少し歩くと、時刻を表す噴水があり、それから金沢駅の象徴の鼓門(つつみもん)が見えました。
この門は2005年に完成し、鳥居を思い出させる木造の外観です。
駅を出てから、まずは東茶屋街へ歩いて向かいました。
特にルートを決めずに、茶屋街でさ迷った感じです。
芸者さんは発見できませんでしたが、いそうな雰囲気はしていました。
店の看板は昭和っぽくて、木造の建物のそばには柳の木がありました。
そして、少し茶屋街から逸れると辺りが少し山になり、たくさんのお寺や神社が点在していました。
私はその中で、宇多須神社(うたすじんじゃ)という神社を訪れました。
今度はまたしばらく歩いて、金沢城方面へ向かいました。
以前に私は岡山の後楽園を見たことがあったので、今回は日本三名園の二つ目として兼六園を見ようとしていました。
この日は天気もよく、真夏の暑さはつらかったのですが、緑いっぱいの庭園の中は少し涼しかったです。
兼六園は広く、中では長い時間を過ごしました。
池が特別に大きくて、池畔にはたくさんの茶屋や建物がありました。
また他に印象的だったのが、森の中の柔らかそうな苔と、とても古い一本松でした。
兼六園を見た後、すぐ近くにある金沢城へ行きました。
残念ながら金沢城に昔焼失した天守閣はありませんでしたが、今でも城壁や櫓が残っていました。
現在でも一部は修復中ですが、中にある博物館は見学できました。
お城の中からは周辺の景色も見られました。
最後に、金沢城の近くにある尾山神社を見に行きました。
この神社には独特な門があります。
この門はオランダ人の手によって設計されたもので、日本とヨーロッパのスタイルが混ざっています。
この日は大阪からの日帰り旅行で、夕方には帰路につきました。
金沢市を今度訪れる際には、忍者寺や長町なども見たいと思います。