これまでにも本サイトでご紹介してきましたが、日本には素敵な景観を持つ場所がいくつもありますね。
そんな素敵な景観ベスト3として、江戸時代から日本三景と呼ばれる場所があります。
今回は日本三景の1つ、広島県の宮島をご紹介します!
【宮島の特徴は?】
宮島の正式名称は厳島(いつくしま)といいますが、宮島という呼び方が最も普及してきました。
宮島は広島県の西側にある島で、宮城県の松島海岸と京都府の天橋立に並ぶ、日本三景の一つになっています。
特に大きな鳥居は宮島のシンボルです。
この鳥居は奈良の大仏とほぼ同じ高さ16m、そして重量は約60tあるそうです。
満潮の時は瀬戸内海に浮かんでおり、引き潮の時は土台のところまで歩いて行けます。
日没に太陽がこの大きい鳥居の間から姿を覗かせる様子は、とても幻想的です。
鳥居の近くには厳島神社(いつくしまじんじゃ)があります。
満潮時はこちらの神社にも水面が広がります。
他に例が少ない独創性を持つ神社です。
背景にそびえる弥山(みせん)の緑と、瀬戸内海とのコントラストは本当に美しいです。
フェリーターミナルから厳島神社までは、お土産屋さんやレストランなどのお店が並びます。
中でもソフトクリームや牡蠣(かき)は宮島で人気です!
宮島に着いたら可愛い鹿たちも歓迎してくれるかもしれません。
鹿せんべいも売っていますよ。
宮島は厳島神社だけではなく、弥山(みせん)という山もあります。
山頂まではロープウェイで行くこともでき、ここから宮島周辺や瀬戸内海の素晴らしい風景を一望できます。
ロープウェイ以外にもハイキングトレールで山頂まで行けますよ。
ハイキングトレールは紅葉谷(もみちだに)、大書院(だいしょいん)、尾本(おもと)という三つのルートがあります。
【宮島への行き方】
宮島へのアクセスは、ここをクリックください!
【宮島を訪ねてみた感想】
宮島へ春と夏に訪れました。
フェリーは十数分ほどで宮島に到着します。
船に揺られている間、デッキから外の景色を眺めて過ごすのがお気に入りです。
厳島神社の朱塗りの鳥居は海からでも見えます。
船が宮島に近づき、鳥居が次第に大きくなるのが面白いです。
宮島に到着しターミナルを出ると、すぐに可愛らしい鹿たちが迎えてくれました。
鹿が自由に歩いていることで有名なのが奈良ですが、ここ宮島では海の近くて鹿が見られるので不思議に感じました。
フェリーターミナルから厳島神社の入口までは、歩いておよそ10分かかります。
その間ずっと鹿たちがそばにいたので、とても楽しい散歩でした。
道から眺められる海は、季節や時間帯により毎回変わった雰囲気が味わえます。
潮が高いときは、鳥居の映る水面かとても印象的でした。
厳島神社の前の坂道の先には上豊臣秀吉が建てた千畳閣(せんじょうかく)という木造の建物があります。
正式名称は豊国神社(ほうこくじんじゃ)ですが、広々とした室内を表すために、千畳閣と呼ばれるようになったそうです。
近くにはきれいな五重塔もあります。
春に訪れた際には、桜が白やピンクに咲き誇り、まる絵葉書のように綺麗でした。
厳島神社の中は、建物間が橋で結ばれています。
その橋をのんびりと歩きつつ、神社全体の雰囲気を楽しみました。
厳島神社の先にはハイキングコースがあります。
しばらく登っていくと広く神社が見晴らせました。
夕方まで宮島に滞在した際には、鳥居の後ろに沈む夕日を見ることができました。
オレンジと赤に染まる雲が、穏やかな海に鳥居と一緒に映えていました。