日本の春といえば、桜の花見は定番ですよね!
しかし美しい桜が見られる時期は短いものです。
そこで、今回はもっと桜を見たいという方におすすめの場所を紹介しますよ!
舞台は河津桜で有名な、静岡県の河津という地域です。
ここでは桜がなんと2月から咲き始めます(この記事に記載されている写真は2015年3月初旬に撮影されたものです)!
【河津はどんなところ?】
温暖な気候に恵まれた河津は静岡県の伊豆半島の南部に位置する町で、首都圏からも行きやすい観光地です。
海辺から内陸までは長い桜並木が続きます。
ここの桜は早くに開花するため、毎年多くの方がここを訪れるんです。
【河津の桜の歴史】
河津の桜の歴史について少しご紹介します。
1955年、当時河津に住んでいた飯田さんという方が偶然発見した桜の苗を現在地に植えました。
それから約10年の月日が経ったころ、濃い桃色の花が約1ヶ月にわたって咲き続けたそうです。
また伊東市の勝又さんは1968年からこの桜を増やしはじめ、早咲き桜の普及に大きく貢献されました。
カワヅサクラは早咲きオオシマザクラ系とヒカンザクラ系の自然交配種と推定されています。
【河津へのアクセス】
河津までは特急電車で快適にアクセスできます。
東京駅(一部新宿)からはスーパービュー踊り子号などを利用しましょう。
2時間半ほどで都心から美しい伊豆海岸に到着です!
河津駅は終点の下田駅と伊東駅の間にありますよ。
ほとんどの電車が河津駅には停車しますが、中には通過する場合もありますので確認は忘れずに!
また伊豆はドライブがとても気持ちいいので、レンタカーを利用しての観光もおすすめです!
【河津を訪れてみた感想】
早く桜が見たくて、わたしは河津を2月に訪れました。
河津駅に着く少し前から、車窓からちらほらと桜の咲いているのが見えたのを覚えています。
とても素敵な青空の日で、広い海と自然豊かな山にとてもわくわくしていました。
河津駅から少し歩くと、海に出る川の両側に果てしなくピンク色の桜が広がっていす。
あまりの美しさに感動が押しよせました。
桜の名所ということもあって見物人は多かったのですが、東京や京都と比べると混雑は少なくてリラックスしながら観光できました。
桜祭りの期間中ということで屋台がたくさん出ていました。
2月のお祭り、いいですね!
わたしは焼きそばを買い、川辺に腰を下ろして桜を眺めながら食事をとりました。
食事のあとは海を背にして散策です。
数百メートル進んでいくと新町の大ソテツという巨大な植物が見えました。
新町の大ソテツは高さ10m、推定樹齢は1000年以上とされています。
1936年には国指定天然記念物になったそうです。
巨大なソテツが突然現れたのでびっくりしました!
余談ですが、ソテツという木は主に九州南部から沖縄に見られるトロピカルな植物です。
鉄分を与えると茂るために漢字で「蘇鉄」と書くそうですよ。
大ソテツのところから駅へ戻る途中に美味しいミカンジュースを買いました。
電車に乗る前に渚を散歩して、その日の思い出を振り返りました。