九州という大きな島には魅力的な場所がいっぱいです。
今回は九州のちょうど真ん中にある熊本県の 阿蘇山を紹介します!
【阿蘇山の特徴は?】
阿蘇くじゅう国立公園の中心にある阿蘇山(標高1592m)は、
日本の活火山の中では最も活発な山の一つです。
他の山と比べるとそれほど高い山ではありませんが、
火山の中では日本一の標高を誇ります!
さらに阿蘇山と言えばカルデラで有名ですが、
その大きさは世界のトップクラスと言われています。
また研究者によると、
これまでに阿蘇山から噴出された溶岩の量は富士山の容積にも近いそうです。
阿蘇山山頂にあるお釜までは、
ロープウェーに乗ったりハイキングをしながら訪れることができます。
【阿蘇山への行き方は?】
阿蘇山への玄関口は熊本県です。
熊本には空港もあり、主要都市とは直行便で結ばれています。
新幹線で向かう際、熊本駅には九州新幹線の全列車が停車するためアクセスが便利です。
また新大阪駅から向かう場合は、山陽新幹線や九州新幹線の「さくら」と「みずほ」に乗ることもできます。
熊本駅からは豊肥線(ほうひせん)に乗り換え、阿蘇駅で下車します(普通列車で約100分、特急で約70分)。
阿蘇駅からは産交バス(さんこうバス)に30分ほど乗車することで、いくつかの観光を楽しむことができます!
バスについての詳細はこちら http://tinyurl.com/mtt8jzn
(バス停からの観光情報)
「草千里阿蘇火山博物館前」(くさせんりあそかざんはくぶつかん)で降車(470円)すると、周辺には草千里(くさせんり)という草原があります。
ロープウェイ乗り場へ行きたい場合は終点の「阿蘇山西駅」で降車(540円)しましょう。
ロープウェイ(往復1000円)からは、中岳(なかだけ)のクレーターまで行けます。
歩くのが好きな方は30分の簡単なコースもありますよ!
※ 中岳クレーターは火山エリアです。
硫黄が流出した際には入場が禁止されることがあります。
呼吸障害のある方は入場の際に注意してくださいね。
阿蘇山は公共交通機関を利用することで一日あれば観光できますが、
バスなどの本数がそれほど多くないので時刻表はしっかりチェックしましょう!
さらに自由な阿蘇山観光を楽しみたい方には車がおススメです。
有料道路を使用するために560円の費用が必要ですが、
阿蘇山西駅から中岳クレーターまでは自動車道が整備されています。
車があれば米塚(こめづか)というスポットに容易なアクセスが可能です。
ここにはコーン型をした火山があります。
草で覆われた、とてもかわいい姿をしていますよ!
【阿蘇山を訪ねてみた感想】
線路沿いのまだ緑に茂る景色を楽しみつつ、
熊本から「九州横断特急」で阿蘇駅にやってきました。
季節は11月上旬のことです。
阿蘇駅の真っ黒い木造駅舎が私の目を引きます。
駅前広場にはタクシースタンド、それから観光案内書と小さな店舗があって、
とてものどかな雰囲気に包まれていました。
私は今回『阿蘇山ユースホステル』に宿泊し、周辺地域をゆっくりと観光しました。
阿蘇の街は静かでリラックスできる場所です。
阿蘇山の観光は、まず朝の始発バスで草千里に行きました。
草千里は阿蘇山のカルデラにある凹地にあります。
ここでは放牧されている牛や馬が見られました。
昼過ぎには、そこからまたバスに乗って阿蘇山西駅に向かいました。
この日、山頂がかなり濃い霧に覆われていたため、
残念ではありましたが中岳クレーターのお釜までの行程は断念することに決めました。
帰りのバスを待っていると、ロープウェイの近くに小さな神社を発見しました。
辺りは霧に覆われていたため、とても神秘的だった印象が記憶に残っています。
次回もしも天気の良い日に阿蘇山へ行けたら、ぜひお釜も見たいと思います。
そしてその時は、中岳クレーターや近くの米塚もぜひ見たいです!